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コラム連載・コラム

イスラム・ハラル市場と日本の水産物の可能性

第5回 イスラム圏で食べられる海産物(中東諸国)

今回は中東地域、主に湾岸諸国の人々が食べている海産物の話です。
昔から貿易によってインドや南アジアの影響を受けてきたオマーンは中東では珍しく米食ですが、ピラフ系のコメ料理と並び一般的な料理に白米にかけて食べるカレーなどの煮込み料理があり、これには肉の他に魚介類が使われています。また、中東地域ではホブズ(丸く平たいパン)を使ったサンドイッチがファストフードとして食べられていますが、シリアでは中身にイカや白身魚のフライがメインになっているメニューがあるそうです。

しかし、第2回でも少しお話ししましたが、中東地域では牧畜文化にルーツを持ち、主に肉を食べる人々が多く、沿岸部にルーツを持ちは魚を食べる文化は少ないと言えます。今回書籍などで確認したところ、海産物の情報があまり得られませんでした。したがって、私が体験としてドバイで食べた魚は出稼ぎ労働者の多いインドなどから入ってきた料理なども混ざっていたのだと思います。

伝統的に食べている食事とは別に、私の体験をもとに限られた最近の情報としてお伝えしますと、ドバイにあるスシ店で、大規模ショッピングモールなどにあって気軽に入れる店はヨーロッパから参入したチェーン店が多い印象です。例えばイギリスから来たYo!Sushi(ヨー!スシ)は地元の人にも人気です。メニューや味はかなりアレンジされています。

Yo!Sushi のサーモンアボカドロール

Yo!Sushi のサーモンアボカドロール

Yo!Sushi のカニカマロール

Yo!Sushi のカニカマロール

中東地域は食べ物に関して保守的とも聞きます。現地で食べられている海産物からあまりに文化的に離れた食べ物を提案しても、すぐに受け入れてもらうのは簡単ではないかもしれません。ただ、一方で新しいもの好きの一面もあるそうです(どっちなのでしょうか?)。例えば今注目の日本式ベーカリーにフィッシュフライサンドで使ってもらうような形でチャンスが出てくるのかもしれません。

人気の日本式ベーカリー”ヤマノテアトリエ”のカツサンドなど人気の日本式ベーカリー ”ヤマノテアトリエ”のカツサンドなど

人気の日本式ベーカリー”ヤマノテアトリエ”のカツサンドなど

ハラル・ジャパン協会  調査担当 中川 圭吾 ハラル・ジャパン協会、調査担当マネージャー。
ハラルニュース解説サイトHalal Todayの責任者として常に全世界のハラル情報を集約し、情報配信を行う。全国の企業・自治体向けのハラルセミナー・研修講師としても活動中。

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