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コラム連載・コラム

イスラム・ハラル市場と日本の水産物の可能性

第6回 イスラム圏で食べられる海産物(その他の地域)

今回はイスラム圏でも東南アジア・中東地域以外の地域で食べられる魚介類の紹介です。

まずはアラブにも近いながらヨーロッパやアジアからの影響も受け多様な食文化をもつトルコから。トルコは黒海と地中海に面しており、新鮮な海産物(カジキマグロ、イワシ、アジ、サバ、カツオ、マグロ、ボラ、カサゴ)などが豊富だそうです。
最近日本でも知名度が増したのがイスタンブール名物のB級グルメ「サバサンド」ですね。
オリーブオイルとレモンが決め手だそうで、ツナサンド以外でも魚がサンドイッチに合う事を証明してくれています(画像でご紹介できずすみません)。

最近、私は今回対象の2地域にあたるレストランでそれぞれのフィッシュカレーを食べました。
一つは私の自宅の近所のハラール・パキスタンレストランでパキスタン人ムスリムのおじさんが料理人です。この店のメニューにあるフィッシュカレーはマグロのカレーです。一口より大きめのマグロがゴロゴロ入っていて、玉ねぎやピーマンなど野菜もふんだんに使われ、スパイスが効いて美味しいです。ちょっと魚が固くなってしまっている気がしますが。ホンマグロではコスト的に合わないでしょうから、ビンチョウマグロでしょうか…。白いお米とのセットでした。

パキスタンハラルレストランのフィッシュカレー

パキスタンハラルレストランのフィッシュカレー

パキスタンハラルレストランのフィッシュカレー

もう一つは事務所の近くのインドレストランです。
ここでは今日、南インドの「マンゴー・フィッシュカレー」を食べました。
魚は白身魚でふんわりしていてやわらかく、マンゴーは果物としてではなく、熟していない青くて固い(青いパパイヤはタイやベトナムでサラダに使われますよね)ものを薄くスライスして使っていました。ココナッツソースもふんだんに入っていてまろやかな辛さです。
店員さんのお勧めでお米(インディカ米)に混ぜて食べました。

インドレストランのマンゴー・フィッシュカレー

インドレストランのマンゴー・フィッシュカレー

インドレストランのマンゴー・フィッシュカレー

魚はパンにも合いそうですが、やはり米との相性が抜群です。
水産加工業の皆様も、農産品との共同開発を行ない、お互いの収穫できるものを組み合わせれば新しい発見、しかもムスリムに人気の一品ができるかもしれません。
なかでもカレーは食材を選ばないとても懐の深い調味料なのではないでしょうか。
日本でもさらに海産物を使ったハラールカレーの開発が進むことを期待しましょう。
ただしカレーにも色々な種類がありますので、ターゲットに近いカレーにしなければなりません。

先駆者としては静岡のある食品会社が「いわしカレー」を植物性油脂100%かつ成分的にはハラールで作っています。
辛口も作っています。日本のムスリムを含めて流行ると良いですね。

次回からは生産などの話に入ります。

ハラル・ジャパン協会  調査担当 中川 圭吾 ハラル・ジャパン協会、調査担当マネージャー。
ハラルニュース解説サイトHalal Todayの責任者として常に全世界のハラル情報を集約し、情報配信を行う。全国の企業・自治体向けのハラルセミナー・研修講師としても活動中。

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