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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

第31回茨城県まるさ商店

創業100年をめざして新たな視点で見出した商品開発

▲ まるさ商店代表の鈴木仁さん。自ら市場での仕入れ、工場での製造、店舗販売までを日々行う

▲ まるさ商店代表の鈴木仁さん。
自ら市場での仕入れ、工場での製造、店舗販売までを日々行う

サンマ、イワシ、サバなどのみりん干し、シラス干し、干物、昆布の佃煮など、常時20品以上の加工品を工場で手づくりしているまるさ商店。現在、従業員数は4名、代表の鈴木仁さんが仕入れた魚を自宅に隣接した工場ですぐに加工。工場から車で5分の立地にある大津港に構える「ようそろー物産館」内の直営店舗で販売するほか、北茨城市近郊で車での移動販売も行っています。移動販売を担当しているのは妻の恵美子さん。

その生産品数の多さには、店主の鈴木仁さんのこんなこだわりが込められています。

「鮮度にこだわって、朝仕入れたものをできるだけその日のうちに加工するようにしています。だから、何を作るかはその日の漁しだい。その日揚がった魚のなかからよいものを選んで、毎日作りすぎないようにするのも、おいしさを保つため。だから必然的に少量ずつの多品種になります。大量に仕入れて冷凍し、大量に生産する加工業者と差をつけるためには、自分がまめに足を動かして、家族で経営するまるさ商店としての強みをいかさなくては、と思っています」(鈴木仁さん・以下「」内同)

▲ 大津港隣接「ようそろー物産館」内に構える直営店舗「まるさ商店

▲ 大津港隣接「ようそろー物産館」内に構える
直営店舗「まるさ商店」

そう語る鈴木仁さんの一日は本当にめまぐるしく過ぎていきます。
4時前には起床して近隣の中央市場へ原料の仕入れ。帰宅後は店舗用の商品準備を始め、工場で指揮しながら加工品を製造、11時に今度は大津港への仕入れ。工場での製造をしながら、合間に資材や材料の買い出し、16時には店舗のパート従業員と交代し17時に店締め。市場が休みの日は、工場での製造に注力し、新しい製品の試作やアイディアづくりなども。さらに、工場が休みの日曜日はパート従業員も休みになるため、1日店に立ちます。

直営店舗の「まるさ商店」には「手づくり」「自家製」「本日できたて」と書かれた加工品がずらりと並びます。

  • ▲ まるさ商店にずらりと並ぶ自家製の加工品。各種みりん干しや佃煮が人気。消費者との対面販売は貴重な情報収集の場にも
  • ▲ まるさ商店にずらりと並ぶ自家製の加工品。各種みりん干しや佃煮が人気。消費者との対面販売は貴重な情報収集の場にも
  • ▲ まるさ商店にずらりと並ぶ自家製の加工品。各種みりん干しや佃煮が人気。消費者との対面販売は貴重な情報収集の場にも
  • ▲◀ まるさ商店にずらりと並ぶ自家製の加工品。
    各種みりん干しや佃煮が人気。
    消費者との対面販売は貴重な情報収集の場にも

まるさ商店は昭和5年。鈴木仁さんの祖父、磯吉さんが創業、当時は主に煮干し、イワシ丸干し、かまぼこやちくわなどを製造していました。仁さんの代になってからもシラス干し、煮干し、イワシ丸干しなどが主力商品。販売先は卸売市場主体で、店頭での販売は少量でした。

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