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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

第49回茨城県株式会社竹中水産

「クソマジメ」と言われるほどの誠意と熱意で、逆境を乗り越えた

「どうぞいらっしゃい」と私たちを出迎えてくれた竹中水産の社長竹中功治さんは、見上げるほどの長身で180cmを優に超える偉丈夫。

それもそのはず竹中さん、かつてはバスケットボールの選手だったのです。それも、高校時代は3年連続で全国大会に出場し、U-20(20才以下)の日本代表にも選ばれたほどの実力の持ち主。もともと水産加工の家に生まれたものの、その後も大学、実業団でも活躍。バスケットボール選手として順風満帆な人生を歩んでいました。

そんな中、竹中さんに1本の電話が入ります。

▲ 株式会社竹中水産 社長 竹中功治さん

▲ 株式会社竹中水産 社長 竹中功治さん

「ある日母親から電話がかかってきました。父が亡くなり、家業が傾いたので帰ってきてほしいと言われたのです。ちょうど実業団で監督就任の誘いがあった頃でしたが、それまでずっと好きなことをさせてもらった分、親孝行をしたいと思って実家に帰ってくることを決めました」(株式会社竹中水産 代表取締役竹中功治さん。以下「 」内同)

そうして竹中さんが実家に戻ったのが、今から21年前。その後の生活は、かなり厳しいものでした。家業が立ち行かなくなっていたため、鮮度が良い分値段もはる一等の原料は買えず、午後になって価格が下がってからやっと二等、三等の原料を調達。その後、加工の仕事をしても原料の質も悪く、午後からの仕事で加工に充てられる時間も少ないため、なかなか利益には結び付きません。

このような状況の中、救いの手を差し伸べてくれたのが、地元の大手水産業である津久勝でした。苦しい時でも、真摯に誠実に仕事をしている姿に目を止めてくれたのだそうです。

「津久勝の社長さんに、“そんな仕事の仕方じゃ、食べていけないだろう。ウチは冷凍庫がいっぱいで追加の原料を買えないから、ウチの凍結事業を手伝えばいい”と声をかけていただいたのです。後になって、“苦しくても、ずっと前向きにクソマジメに頑張っていたから一緒に仕事をしたくなったんだ”と言っていただきました。ウチが今あるのは、津久勝さんのおかげです」

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