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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

第61回岩手県株式会社越戸商店

水でよみがえる ― 小さな村の「商店」の物語

岩手県北部の海岸沿いを縦断する三陸鉄道北リアス線は、旧国鉄時代に一部が開通し、運営を引き継いだ第三セクターの三陸鉄道により1984年に全通した路線。NHK連続テレビ小説『あまちゃん』のロケに使われたことでも有名です。国鉄時代、開通が遅かったのが下閉伊郡普代村を通る区間。急峻な地形のため、橋やトンネルが特に多い区間でもあります。

普代村の水産加工会社、越戸商店社長の越戸優さんは、村で鉄道の建設工事が進められていた小学生当時をこう振り返ります。

▲	越戸商店2代目社長の越戸優さん

▲ 越戸商店2代目社長の越戸優さん

「私が小学5年生の頃に、父の軍一が『マルコシ商店』という小売店を始めました。現在も当社の小売・通販部門として残っていますが、当時は鉄道の工事現場で働く人たちに食材を配達するなどしていました。とても景気が良かったのですが、鉄道が完成すると途端に仕事がなくなり、父は鮮魚を出荷する仕事を始めました」(越戸優さん、以下「」内同)

越戸商店の創業は1968年(昭和43年)。当時から今に至るまで、前浜で取れる魚を中心に取り扱ってきました。普代村は人口2700人あまりの小さな村ですが、漁港が6つあることからも分かるように漁業が盛んな村。村の沖合には寒流の親潮と暖流の黒潮のぶつかる「潮目」があり、定置網漁船によりサケやヒラメ、イワシ、イナダなどたくさんの魚介類が水揚げされています。また、ワカメやコンブの養殖も盛んです。

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