復興水産加工業 販路回復推進センター

販路回復・助成事業・アドバイザー 相談の申し込み

企業紹介企業紹介

企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

第73回宮城県株式会社マルハツ

父から受け継いだ「高品質」を、誠実に守り続ける

終始、笑顔で穏やかにお話いただいた福島さん

▲ 終始、笑顔で穏やかにお話いただいた福島さん

戦後間もない昭和20年、現社長である福島さんのお父様が、地元で獲れる水産品の販売を始めたのが株式会社マルハツの前身。かつては地元で、うなぎ、どじょう、あさりなど、様々な魚種が獲れたため、幅広く水産品を扱っていたそうです。

「本社の目の前を走る仙石線は、昔は有人駅で貨物の取り扱いをしてくれていたんです。当時は、東京のお客様に汐留駅留めで荷物を送り、納品していたと聞いています。」(株式会社マルハツ、代表取締役 福島正則さん、以下「 」内同)

福島さんご自身は、一時は東京で水産関係の仕事をしていたものの、昭和52年にお父様に呼びもどされる形でマルハツに入社。以来、お父様と兄弟3人で、ずっとマルハツを盛り立ててきました。百貨店等の取引も多く、昭和60年には事業拡大を見越して株式会社に組織変更するなど、順調に推移。福島さんご自身は、日常業務の傍ら、機械工場に自ら設計した機械を発注して燻製を作るなど、経営より新製品開発の方に興味を持ち、様々な製品を開発していたのだそうです。

  • むきたて
  • むきたて

▲ アイディアを出すのが得意な福島さん。パッケージの「むきたて」という
表記や、背景のグラデーションは福島さんのこだわり

ところが順風満帆だったマルハツに不運が待っていました。震災の少し前に、後継者であったお兄様が病気で亡くなってしまったのです。そして、その直後に被災。大変な時期、予定していなかったことの連続で、戸惑いもあったそうですが「順番的にも、次男の自分がやるしかない」と、震災後、社長を引き受けられることを決意されました。

「自分が社長ではありますが、自分の目が届かないところも、兄弟やそれぞれのお嫁さんが積極的に手伝ってくれます。パートさんもしっかりしているので、助かっています」

そう穏やかに、優しく語る福島さん。このお人柄だからこそ、ご家族や従業員の方の積極的なサポートが得られるのでしょう。現在は、ご家族と古くからの従業員が、強い絆で会社を支えています。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
TOP