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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

第93回宮城県畠和水産株式会社

創業120年の老舗が挑む新たな食品加工の道

マスクをしていても伝わってくる、さんまの焼けたいい香り。「ここに箸と白ごはんがあれば……」と思わずにはいられないところですが、ここでは焼きたてのサンマを味わうことはできません。ここは食堂ではなく、サンマの加工場だからです。

▲ 香ばしい焼きたてのサンマの匂いが漂う

宮城県気仙沼市の畠和水産の食品工場。さまざまな加工技術を駆使して絶妙な焼き加減を実現していることから、焼きサンマは同社伝統の一品かと思いきや、東日本大震災後に始めた比較的新しいものなのだとか。

畠和水産4代目社長の畠山和貴さん。畠山家の長男の名前は代々、社名にも使われる「和」から始まる

▲ 畠和水産4代目社長の畠山和貴さん。畠山家の長男の名前は代々、社名にも使われる「和」から始まる

「当社は明治32年(1899年)創業。もともとは船問屋を営んでいて、その後かつお節の製造を始めました。昭和30年代から気仙沼市の鹿折(ししおり)地区で水産加工業を始め、昭和42年には東北で初めて超低温冷蔵庫を導入して冷凍マグロの加工品の製造と販売をして参りました」(畠山和貴さん、以下同)

震災前はマグロ船で取れる魚のみでやってきたといいますが、震災後は多様な魚種で展開していく必要がありました。サンマの焼き加工はそのうちの一つだったのです。

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