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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

第100回福島県株式会社丸仁水産

孫の送迎と会長職を両立させながらこだわる仕入れ値と利益率

ネット通販で自社製品を販売する水産加工会社が増える中、「うちはそういうことはやらない」ときっぱり言う丸仁水産(福島県相馬市)会長の高力秀明さん。時代に逆行しているようにも聞こえますが、それには明確な理由がありました。

丸仁水産会長の高力秀明さん。社名は長男で社長の仁秀さんが由来

▲ 丸仁水産会長の高力秀明さん。
社名は長男で社長の仁秀さんが由来

「契約を結んでいるお客さんに確実に製品を出荷できるようにしたいから、ネット通販には手を出さないようにしているんです。『在庫がないので出せません』という状況にはしたくないので」(高力秀明さん、以下同)

丸仁水産では前浜で取れる魚を仕入れて、鮮魚として、あるいは加工品して出荷しています。加工の得意分野は干物と天ぷら商材。もともと鮮魚中心の業態でしたが、市場に加工品を出荷しているうちに業者から『大量に作ってくれないか』と声が掛かり、加工品の割合も増えていったのだそうです。

市場の仕入れは長男に任せているが時折顔を出す(相馬原釜地方卸売市場で)

▲ 市場の仕入れは長男に任せているが時折顔を出す
(相馬原釜地方卸売市場で)

「注文を受けるたびに、加工の技術や知識を吸収していきました。注文が安定してきたのは、単価のこともあると思います。うちは魚価が高い時は買わない。『今日はこれを買う』と決めずに市場に行き、原料が安ければ買うということを徹底して、他社があまり扱わないものを買っているので、製品単価を抑えることができているのです」

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