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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

第117回宮城県株式会社カネシン

「やってみっぺ」アイテム数100に伸ばした社長の原動力

地元宮城の食材を活かしたアイテム数は、なんとおよそ100種類。仙台味噌を使った味噌漬け、宮城の銘酒「一ノ蔵」の酒粕を使った粕漬けなどの漬け魚を中心に、「つけ魚茶漬け」など独自の発想から生まれた商品もあります。

地元の食材を活かした商品づくりをするカネシンの中野賢二さん

▲ 地元の食材を活かした商品づくりをする
カネシンの中野賢二さん

「主力となる魚の種類は毎年変わります。少し前ならサケやブリが主力でしたが、今はサバが多い。一つの魚種で商品を開発してうまくいっても、原料の調達や販路にも限界があるのでどこかで頭打ちになります。そうなったらまた別の魚種で商品をつくり始める。そうやって徐々に魚種の幅を広げてきました。味付けもその時々のニーズに対応する形で、西京漬けや塩麹、ネギ味噌、減塩味噌などバリエーションを増やしました」(カネシン社長の中野賢二さん、以下「」内同)

カネシンでは、国内での調達が難しくなっている魚種については一部輸入品も扱っていますが、三陸ブリや金華サバなど、地元の魚を積極的に扱っています。

地域に根ざした商品づくりをするカネシンですが、創業した昭和52年(1977年)当時は水産加工の会社ではなかったそうです。

「私の兄が食品全般の仲卸業を営んでいたことが、当社の始まりです。私はもともと公務員として働いていましたが、昭和55年に兄と合流し、昭和57年に法人化しました。本格的に水産加工を手掛けるようになったのは、平成6年(1994年)に水産加工場を建ててからのことです。会社は順調でしたが、平成16年(2004年)に兄が急逝したことにより、私が会社を引き継ぎました」

スタートは食品全般の仲卸業でしたが、中野家はもともと海とは深い関係にあります。中野さんの父、中野信二さんは船乗りのリーダーでした。その父親の名前から「信」の字を取って、「カネシン」という社名になったそうです。

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