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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

第127回宮城県山徳平塚水産株式会社

ボトルネックを解消して生産効率アップ 営業力強化へ

再建までの2年間で開拓した販路をもとに、さらに営業を重ねるも、工場再建後2年間は赤字が続きます。

そんななか、震災で一旦取引がとだえていた通販の会社から一本の電話が入ります。それは震災後、力を入れて製造していた常温製品を求めるものでした。これが大量受注に結び付き、2016(平成28)年には震災後初めて黒字化を達成しました。

最初こそ、冷凍・冷蔵保管できる環境がないという理由で、やむなく製造していた「常温保存できる商品」ですが、これが商機をつくり、現在の山徳平塚水産の強みへとつながっていったのです。

さらに、独自のレトルト技術で、他社からのOEM受託生産など受注数が増えた同社ですが、限られた人員、設備ではさらなる増産が難しい状態となっていました。そこで、販路回復取組支援事業の助成金を活用し、手作業で効率が悪かった重量計測の工程に金属検出機付き重量選別機を導入しました。

これまでは、1個、1個、人が手で製品をはかりに載せて重量を計っていましたが、機器の導入後は、従来3人であたっていた作業が2人に省人化され、スピードも約7%アップ。作業負担も軽減されたお陰で、パート従業員でもこの工程を担当できるようになりました。

ここで生まれた余力のおかげで、担当社員を営業職に配置転換することが可能に。これまで販売先が1社に偏っていたことが課題でしたが、営業強化を図れる体制が整ったことで、商談会等にも積極的に参加。2月に行われたスーパーマーケット・トレードショーでは、新規販売先として11件の商談を成立させ、売上回復につなげることができました。

作業効率アップのため導入した金属検出機付き重量選別機一式。これまで手作業で行っていた作業の省人化、スピードアップが図られた
▲ 作業効率アップのため導入した金属検出機付き重量選別機一式。
これまで手作業で行っていた作業の省人化、スピードアップが図られた
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