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セミナーレポート

「水産加工品の商品開発」について

平成28年10月13日に宮古商工会館にて、販路開拓セミナーが開催されました。
「商品開発」をキーワードに流通業者向け、外食・給食向けの水産加工品開発についてお話を伺いましたので、ご紹介いたします。

講師
株式会社コモリ 参与
一般社団法人 日本食育者協会 顧問
桝谷 正義 氏 (シーフードシニアマイスター)

水産物消費市場の現状

・消費者向け小売業界

  • 量販店…苦戦状態
  • 百貨店…スーパーマーケットより勢い有
  • 専業小売店…後継者が無く、15~20年後には無くなるのでは?
  • 通販・カタログ販売…加工品、冷凍食品がかなり伸びている

・外食産業、給食産業、惣菜産業

  • 外食:現在、2人所帯が75%を占めている。1日1回は家庭での調理で食事、他2回は 外食又は中食としている家庭が多く外食産業が伸びている。
  • 給食:企業の中にテナントとして入っている給食産業は好調。(代表として、タニタ)
  • 惣菜:15年前に比べてスーパー等の惣菜売場面積150%増。売上も増加。 逆に、生鮮食品の売上は70%位まで減少。魚の消費量は一人当たり13㎏減少している。

水産加工品メーカーを取り巻く環境と対応の方向性

  • ■ おいしさを自分の地域の味だけにこだわるのではなく、売り込みたい地域に「おいしい」と認められる調理加工しなければならない。
  • ■ 関西圏で「おいしい」と言われる物は、全国的に「おいしい」と言われる。関西圏で通用する味を追求していくのも一つの方法。岩手県の水産加工品では、塩蔵品・一夜干しなどは関西で人気があるが、調味味付け加工品は不人気。
  • ■ 日本人は「安心」「安全」を重要視する。バイヤーが見て、安心して取引できるような施設・設備を整える事は大事。
  • ■ 生協の共同購入用に商品提案してみるのも良い。生協は「安心」「安全」に厳しく、それを突破すれば今後の信用に繋がる。(化学調味料を使用していると採用されるのは難しい)
  • ■ 野菜は、丸ごとでなくカット野菜、魚は鮮魚・切り身でなく、すぐ食べられる刺身・煮魚・焼き魚へと、一般消費者は、調理の手間をかけない食材を求める傾向が多くみられる。

水産加工業界の3つのキーポイント

  • ① 美味しさ
    各地の食文化をアレンジして全国レベルへ
  • ② 安全・安心
    日本人のこだわり
  • ③ コンビニエンス
    調理の手間のかからない食材

①~③をベースに
● 一般消費者向けの水産惣菜品
● 通販・カタログ・お土産向けのこだわり商品
● 外食・給食・惣菜産業向けの業務用食材
にターゲットを絞り、商品開発を行うのが一つの成功の秘訣

販路拡大の秘訣

  • ■ 販売促進は「値段」勝負ではなく、相手の売上を伸ばしてやるような提案の仕方がポイントとなる。
  • ■ 今後、売上を伸ばすには、基本商品はそのまま維持しながら、外食、給食、惣菜に対応する商品をどう作るかが重要ポイントとなり、外食、通販向けの商品開発をしていく事が大事である。
  • ■ 相手から求められた商品のみではなく、こちら側から提案していく事が販路 拡大に繋がる。

セミナーの様子

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