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コラム復興水産販路回復アドバイザーコラム

第24回顧客の創造

井上 喜洋 氏
今回コラムを書いていただいた方

元 鹿児島大学 大学院・水産学部
教授

井上 喜洋

専門分野

  • 商品開発
  • 省人化
  • 経営
  • 機器導入
  • 加工技術
  • マーケティング

私はもともと鹿児島大学で漁獲技術や漁具・漁法の研究を専門としていました。
しかし、漁業と水産加工業は車の両輪。そのため、ワカメの採取・切取り、湯通し・塩蔵、ワカメ葉の芯抜き等の水産加工品の機器の研究にも携わってきました。また、震災以後は、復興水産販路回復アドバイザーの一人として、復興を目指す企業のお手伝いをさせて頂いております。

さて、「企業の復興」とは様々なことが考えられますが、まず新しく顧客を増やす活動を思い浮かべるのではないでしょうか。

マネジメントを発明した世界的経営学者のピーター・ドラッカーは、企業の目的について、「企業は自身が存続するために金を儲ける。世の中が必要とすれば、企業は必然的に存続していく、逆に世の中が必要とする商品を提供し続けること、顧客の創造が企業の持続性を高める」と述べています。

顧客の創造とは、必ずしも新商品の開発を必要とすると言うわけでもありません。
商品を製造している企業自体を知ってもらうこと、商品に親しみを持ってもらうことや、その商品をいつでも利用しやすく手に届きやすいような環境を整備することなども顧客の創造の一部なのです。

また、事業者の方から販路回復の相談を受ける際、ある程度の道筋、作りたい商品のイメージや導入したい機器などについて決まっていらっしゃる方が多いのですが、何か足りないと感じるのです。

そんな時、私は画家ポール・ゴーギャンの「我々はどこから来たのか 我々は何者か我々はどこへ行くのか」を思い浮かべます。この作品の根源的な問いは、企業が自身の存在理由について本質的に向き合うのにも必要なものだと思います。

自分たちの企業は、


この問いに対する答えは誰かが決めるものではなく、各企業が真摯に向き合い続けた先にあり、私は企業の徹底的な自己把握(認識)と姿勢(目的)が顧客創造のベースとなると考えます。
これらの内容を整えると、企業から提案されるものが顧客にとって価値のあるものであるかどうかの判断が客観的にしやすくなると思います。

もし、自社の優位性や独自性の整理、方向性についてお悩みでしたら、できる限りお答えさせていただきますので、ぜひ「復興水産販路回復アドバイザー」へお気軽にご相談ください。