復興水産加工業 販路回復推進センター

 

販路回復・助成事業・アドバイザー 相談の申し込み

企業紹介企業紹介

企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

価格競争力をつけるためにトレー自動包装機を導入

震災後、春日さんの悩みの種は、他社とのし烈な価格競争でした。東北が被災している間にも他地域では水産加工業者の設備投資が進み、ダイカなどの被災企業が工場を再開した頃には供給過多による価格競争が始まっていたようです。

「原料価格、衛生管理費用、資材価格、固定資産税など、全部上がっているのに、水産業界だけはまだ価格競争をしているという印象です。以前よりも経費がかかっているのに、適正価格になっていません。同じ価格の商品でも、これまで1パック3枚あったのが2枚になっていたり、魚のサイズが小さくなったりしていることもある。サンマなどの魚は、サイズの違いでうま味も変わってきます。消費者もおそらく望んでいないことでしょう」

これまでと同じ品質を保ったまま価格競争力をつけ売上を回復させるためには、設備投資が必要であると考えた春日さんは、販路回復取組支援事業の助成金を活用して、トレー自動包装機を導入しました。

上げ底タイプのトレーにも対応しているトレー自動包装機

▲ 上げ底タイプのトレーにも対応しているトレー自動包装機

「これまで8人でおこなっていた作業が、3人で済むようになりました。人手不足が続いているので、この省人効果はとても大きいですね。手が空いたスタッフには、そのぶん別の作業をしてもらっています。手作業での包装はどうしてもムラが出てしまいますが、この機械だとすべてきれいに包装できます」

現在、ダイカの最終製品全体の3割から4割ほどにこの機械が使われています。回復途上のダイカにとって、このトレーパックを使った製品比率をさらに高めていくことが売り上げ回復の鍵となりそうです。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
TOP