復興水産加工業 販路回復推進センター

 

販路回復・助成事業・アドバイザー 相談の申し込み

企業紹介企業紹介

企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

第116回宮城県株式会社鐘崎

仙台・笹かまぼこの食文化を未来に。
「ありがとう」の言葉を聞いて決意した再出発

仙台にある笹かまぼこメーカーの老舗、株式会社鐘崎。第二次世界大戦末期の1945年に、創業者の吉田勇、キクヨ夫妻が、大規模な空襲を受け焼け野原となった仙台で、魚の開きなどを扱う露天商を開いたのが同社の始まりです。

2016年に代表取締役に就任した嘉藤明美さん

▲ 2016年に代表取締役に就任した嘉藤明美さん

1947年には、仙台市東八番丁に小さなかまぼこ店、合資会社「鐘崎屋」を開き(1969年に、商号を現在の株式会社鐘崎に改名)、品質が高く評価された鐘崎屋のかまぼこは、仙台の名産として徐々に全国でも評判を呼びはじめます。

順調に成長を続けてきた鐘崎でしたが、1973年、隣接する他社の工場から出火した火災により工場が大きな被害を受けます。しかし、社員が一丸となって復旧にあたったことで、わずか半月後には工場を再開させることができました。

その後、1989年には本社工場に隣接して「笹かま館」をオープン。工場見学や手作り体験をはじめ、立体映像水族館や影絵作家・藤城清治氏の作品を展示するミュージアムなども併設したアミューズメントパークとして人気を集めました。

今年で創業から72年を迎える同社は、「おいしさ 楽しく」という企業理念を掲げ、原材料、品質に徹底的にこだわった商品づくりで、「鐘崎品質」を守り続けています。

現在、代表取締役社長を務めるのは、2016年に就任した嘉藤明美さん。創業家とは全く関係がなく、15年前にパート従業員として勤め始めたのが鐘崎に入社するきっかけだったそうです。

入社後は、「地域の方にもっと笹かまぼこを食べてほしい、楽しんでほしい」という思いで、さまざまな挑戦を続け、2013年には、かまぼこに使うすり身を基本に、地元食材や旬の海の幸・山の幸を組み合わせた”和惣菜”を提供する「杜のこんだて鐘崎」を立ち上げます。

「外から入ってきた人間として、お客様目線でどうしたら鐘崎の笹かまぼこをお客様に伝えられるかを考えてきました」と嘉藤さん。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
TOP