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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

第135回宮城県株式会社まるたか水産

三陸の素晴らしい食材を、最高の状態で届けたい
海とともに生きる男の品質へのこだわり

株式会社まるたか水産は、昭和52年に現社長である高橋雄治さんのお父様により、宮城県の石巻市で創業されました。そこから40年以上、地元南三陸のカキ、ワカメ、ウニ、アサリなどの海産物を「高鮮度」「高品質」な状態で消費者に届け続けています。

▲ 株式会社まるたか水産 代表取締役 高橋雄治さん

「宮城の美味しいものを、獲れたての味をそのままに召し上がっていただきたいというのが私の目標です。もともと宮城の海産物は抜群だと思っていますが、それをできるだけ良い状態で届けることで、他とは違う飛び抜けた存在としてアピールしたいんです」(株式会社まるたか水産 代表取締役 高橋雄治さん、以下「」内同)

獲れたてのおいしさにこだわる理由は、高橋さん自身が「生産者」であるから。カキの種付けから水揚げまでを自社で行うため、鮮度の見極めには絶対の自信を持っています。入札で仕入れた場合も、自分の目で見て納得できる品質のものだけを厳選しています。加工の際も、剥き場から工場まで直結した生産ラインを持っているため、高い鮮度を維持することが可能です。

また、カキを衛生的に扱うため「オゾンナノバブル洗浄」も取り入れています。これは、3つの酸素原子からなるオゾンを極小微細気泡に閉じ込めて洗浄するというもの。オゾンは優れた除菌能力を持ち、有害なウイルスやバクテリアを遺伝子レベルで破壊します。そのため表面しか除菌できなかった従来の薬剤洗浄とは異なり、カキの内部にまで浸透し、丸ごと除菌することで、鮮度を保つことができるのです。オゾンナノバブルの原料は酸素ですので、食品の風味を損なわないことも魅力の一つです。

もう1つのこだわりが高湿度冷凍機による3D冷凍。一般的な急速冷凍機は冷気が一方向から流れるため、風が当たる面と当らない面で凍結速度に差が生じます。しかし3D凍結では冷気が食品全体を包み込むように当たるため、ムラなく均等に凍結することができるのです。また湿度の高い特殊な冷気で冷やすため、食品の乾燥を防ぐうえ、一般的な急速冷凍機よりも短い時間で凍結できます。そのため、凍結時に食品の傷みが少なく、解凍しても変色や型崩れしにくいのです。

「3D冷凍は、解凍した時の品質が明確に違います。こんなに違うんだと自分で実感できたので、すぐに取り入れました。お客様に自信をもって出せる商品を作りたいですからね。うちのお客様は市場、量販店に加え、生協の共同購入も多いので、おいしさを維持するための冷凍技術にはこだわりたかったんです」

▲ ミョウバン不使用であることも、ウニの美味しさを保つ秘訣
▲ カキは生産から加工まで一連で行うため、
トレーサビリティも万全
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