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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

第137回千葉県有限会社マルカ加藤水産

「魚は煙を出して焼くのが一番おいしい」を追求する

有限会社マルカ加藤水産(千葉県銚子市)社長の加藤準一さんの朝は早く、午前5時から工場に立っていることもあるといいます。

▲ 人手不足の中、自身も労働力だと語る加藤準一さん

「まだ社員は出社していませんが、その日の作業の準備をしています。私自身、朝の準備から夕方の片づけまで、工場内で作業をしています。今日はサンマ、サバ、ホッケの干物をつくっていたところです。自分で買い付けに行くこともありますが、市場にいると待機に時間を取られてしまうので、知り合いに買い付けを頼むことも少なくありません」(有限会社マルカ加藤水産 代表取締役 加藤準一さん、以下「」内同)

マルカ加藤水産は1963(昭和38)年に、現会長の父・輝吉さんが創業。現在の工場は27年前に建て替えたもので、同じ場所で3棟目になります。

「祖父は港の市場で魚を買い付けて、天日干しを作っていました。その後、当社を設立した会長(父)が築地の場外市場で商売をしている親戚から、『サンマの開きを作ったらいいんじゃないか』とアドバイスをもらい、その通りにしたら注文がたくさん来るようになったそうです。2020年はサンマが不漁でしたが、銚子ではキンメ、カマス、メヒカリ、真イカ、サヨリなど、いろいろな魚が水揚げされるので、量は多く出なくても味にこだわって付加価値の高いものを出せるように加工しています」

同社が魚の加工時にこだわっているのは、「水」です。ヤシガラ活性炭で細菌の繁殖を抑え、天然サンゴカルシウムでミネラルバランスを整えた水を、解凍や洗浄、漬け込み、仕上げに至るすべての工程で使用しているのだそうです。

「魚の生臭さがなくなるので、魚が苦手な人でも食べられるという声を聞きます。『ここの魚じゃないと子供が食べてくれない』と言われることもあります」

▲ 水にこだわり、一枚一枚丁寧に加工されている

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