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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

第146回千葉県有限会社スズ市水産

定番からギフトまで、海女の町から房州の魚をおいしく届ける

「子供の頃、このあたりには海女小屋(あまごや)といって、海女さんが海から上がって暖をとるための場所がありました。そこで海女さんたちがアワビやサザエに味噌を塗ったものを焚き火で焼いて食べていたのですが、子供だった私もそこに行くと食べさせてもらえたんです」

▲ 自らが中心となって自社製品の開発を進める鈴木基進さん

千葉県南部の南房総市千倉町で、鮮魚出荷や水産加工を営む有限会社スズ市水産。社長の鈴木基進さん(以下「」内同)は、少年時代を振り返りながら、同社の人気商品「天然あわび海女の味噌焼き」の開発につながる原体験を話してくれました。

「当時私が食べたものとは作り方も味付けも変えていますが、商品化にあたっては秘伝の味噌を使用して炭火焼きにするなど、味と食感にはこだわりました。この商品は千葉県の『千葉ブランド水産物』にも認定されているんですよ」

スズ市水産は他にも、「伊勢えびとはまぐりのブイヤベース」や「さばとザクザク大根の南蛮漬け」など、地元の魚を使った商品を数多く揃えています。都内の有名のシェフと開発した「伊勢えびテルミドール」は、クリスマスシーズンによく売れているそうです。

▲ 海女に伝わる伝統料理を現代的にアレンジした
「天然あわび海女の味噌焼き」
▲ 伊勢えびとサザエをたっぷり使った
「伊勢えびテルミドール」

「地元産以外の魚を使うこともありますが、基本的には千倉漁港をはじめとした千葉県の港に水揚げされる魚を中心に加工しています。地元の市場には定置網漁船によって多種多様な魚が入ってきます。高級魚はそのまま鮮魚として出荷できますが、中には小型のアジやゴマサバなど、買い手の付きにくい魚もあります。うちはそのような魚種を、さんが焼きやマリネなどに加工して出荷しています」

▲ 房州の伝統的な漁師料理「アジのさんが焼き」の製造現場。
スズ市水産では新鮮な真あじなどに玉ねぎと味噌をあわせ大葉に巻いて作る
▲ フライパンで焼くだけで手軽に漁師飯が味わえる

南蛮漬けや西京漬け、フライ製品などの定番商品と、ギフト向けの高級路線。二本柱で商品開発を進めています。

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