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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

父の急逝で会社を継ぐことに

水産加工業を営む両親の間に、3人姉妹の長女として生まれた睦子さん。
小学校に入る前から手伝いをするのが好きだった睦子さんは、中学生になる頃には会社の帳簿をつけていたといいます。正式に従業員として五戸水産で働くようになったのは二十歳から。その後一般企業に勤める夫と結婚し、3人の子宝に恵まれた睦子さんですが、母になってからもこの仕事を続けました。

「3人の子供はみんな女の子で、2代続けての三姉妹です。父は私がやりたいことには何でもチャレンジさせてくれました。当時ソフトダルマやあたり等の一次加工品しか作っていなかった五戸水産で、煮物・焼物など二次加工品の製造をやらせてもらえたのです。しばらくして加工業が軌道に乗ってくると、父は『お前に引導渡す。お前が社長をやれ。俺がしっかりしているうちに引き継ぐから』と言いました。私は『やだよ。元気なうちはお父さんが社長やってよ』と返しました。病気の兆候のようなものは何もなくて、まだまだ元気でいてくれると思っていました」

その日は突然訪れました。今から10年ほど前のある朝、事務所で仕事の段取りをしていた猛雄さんは、睦子さんに「そこの電話番号を教えてくれ」と言いながら倒れてしまったのです。その11日後、猛雄さんは息を引き取りました。

「『俺はころっと死ぬからな。お前たちに迷惑かけなかったって爺に言うからな』と言っていた父らしい最期でした。」

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