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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

目利きの力こそが会社の力

冷凍冷蔵業の傍らで加工業をする理由は、凍結作業のない日の時間を有効活用するためであるのはもちろんですが、それ以外にもあるようです。

「当社は原料を販売する会社なので、加工品を作ることで原料の品質の良さを知ってもらう機会になるとも思っています。そして何より、自分たちで魚をさばいて中身を見ることが大事。魚の中まで見ると、原料の質が正確にわかります。この情報を加工業者さんと共有できることは大きいと思います」

盛信冷凍庫では昭和54年の創業以来、石巻港に水揚げされるサバやイワシ、サンマ、イカなど、前浜の魚だけを扱ってきたといいます。原料販売で重要になるのは、原料の分別です。港から運ばれてきた魚は大きさなどもバラバラで品質が一定ではないため、それをランク分けして「盛信冷凍庫から買えば間違いない」と言われることを目指しているのです。正確性を高めるために、自社の加工品にはすべてロットナンバーを付けて、どの原料を使ったか後から遡って検証することも可能にしています。

ここまで原料の扱いに気をつかうのは、盛信冷凍庫が石巻のプライスリーダーであるという自覚と責任があるからです。

「石巻に揚がる魚の2割から3割は当社が買っているので、自ずとプラスリーダーになっています。だからこそ自分たちはちゃんと目利きができないといけない。目利きの力が会社の力と言ってもいいくらいだと思っています」

市場での買い付けはそれほど大事な仕事ですが、「今は息子に任せている」と臼井さん。「そろそろ私のような老残兵は引退して……」と言いながら顔がほころんだのは、目下の課題である世代交代が順調に進んでいるからなのでしょう。これからも人と機械への投資を進めていくそうです。

盛信冷凍庫株式会社

盛信冷凍庫株式会社〒986-0022 宮城県石巻市魚町1-9-10
自社製品:冷凍原料、干物などの加工品
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