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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

拡大基調の中を震災が襲う

そんな中、襲ってきたのが東日本大震災。多賀城の本社工場、仙台新港工場は、3m以上の津波で1階部分は全滅。また大船渡工場は、津波の被害に加え、津波で流されてきた火のついた民家から類焼し、結果的に全焼の憂き目にあいました。

  • 多賀城本社工場

    多賀城本社工場

  • 仙台新港工場被災

    仙台新港工場被災

  • ▲ 津波で被害を被った工場の様子

  • ▲ 本社の敷地内には、震災を忘れないよう記念植樹が

    ▲ 本社の敷地内には、震災を忘れないよう記念植樹が

  • ▲ 最も被害の大きかった大船渡工場

    ▲ 最も被害の大きかった大船渡工場

それでも多賀城本社工場は、震災の1週間後から泥かきを始め、会社内に残った資材を活用して2011年6月から、わかめスープの製造を再開しました。

「1階部分は全滅でしたが、2階にあったわかめスープの包装機は無事だったんです。自動倉庫はクレーンがダメになって機能しませんでしたが、2階以上のラックに保管されている乾燥わかめやネギは使えるはずだと思って、鳶職の方にお願いして1ヶ月かけて資材を運び出しました。営業倉庫にあったものも社員がバケツリレーで運び出し、あるものをかき集めて何とか仕事を始めました」

また販売再開には親会社である理研ビタミンにも大変協力をいただいたそうです。

「4月の初めに親会社の社長に来ていただき、“雇用は絶対に守るから、とにかく復旧だ”と言っていただきました。そこで復旧に向けて意志が固まりました。社員は7割休業にしましたが、解雇しなくて良かったのはありがたかったです」

2012年4月には本社工場は全面復旧。その2012年から、理研食品では親会社である理研ビタミンと共同で、自主的に放射性物質検査を実施しています。その基準は、セシウム-134,137の検出限界10Bq/kgというもの。行政や漁連の推奨より厳しい基準を定め、理研ビタミンのHPで、毎年検査結果を公表しています。

「風評被害は関西以西で大きかったです。特に学校給食に関しては風当たりが強かった。
三陸というだけで“怖い”と感じられたようです。健康を意識している会社なので、自主的に検査をしていますが、2012年に測定を始めて以降、基準値を超えたことは1度もありません」

努力の甲斐もあってか、風評被害の影響は「9割方、回復」しているそうです。

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