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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

支援事業を活用し、冷凍海藻事業をテコ入れ。次代の柱に育てる意気込み

早くから復旧を目指して進み始めた理研食品でしたが、一番再生が困難だったのが大船渡工場でした。もともとは下船渡地区にあり、一部を市や県から借り上げていた土地でしたが、地盤も低く被害も大きいため、工場を早期再建するのは難しいと判断したのです。
現在の土地に再建が決まったのが2011年12月。その時、今まで塩蔵商品を主体に扱っていた大船渡工場を、冷凍海藻工場として再生することを決断します。

「大船渡工場では、冷凍海藻事業も行っていましたが、中心は塩蔵わかめや漁船向けの製氷でした。再建するなら、今後、力を入れていきたい冷凍海藻を主力にしよう、冷凍海藻を盛りあげようと決意して今の大船渡工場を作りました」

震災以前、乾燥わかめは安定した需要があるものの、塩蔵わかめは「しりすぼみ」の状態でした。その状況を打破すべく、「次の一手」として2003年から徐々に取り組んでいた事業が冷凍わかめを始めとする業務用の冷凍海藻事業。冷凍の流通を持っていないこともあり、拡大を模索中でしたが、これを機に事業を本格化させようと考えたのです。

冷凍海藻を量産化するため、支援事業で新たに裁断機、洗浄装置ライン、包装機を導入。洗浄能力が大幅に上昇したため、異物混入率が減り、目視での異物除去作業にかかる時間が大幅に削減。作業人員も削減できました。充填機は、現在は冷凍めかぶを中心に稼働。今後、わかめだけでなく、冷凍海藻全般を広く扱っていくのに役立っています。

  • ▲ 洗浄能力の上昇により、コンベアのスピードアップが可能になり、大幅に効率アップ

    ▲ 洗浄能力の上昇により、コンベアのスピードアップが
    可能になり、大幅に効率アップ

  • ▲ 包装能力も1時間あたり1.4倍の効率アップに成功

    ▲ 包装能力も1時間あたり
    1.4倍の効率アップに成功

もともと冷凍海藻事業に乗り出したのは、フレッシュな採れたての三陸わかめの良さを、いつでもどこでも味わってもらいたいという思いがあってこそ。塩蔵すると塩で組織が壊れ、どうしてもへたりが出てしまいますが、冷凍ならば組織を壊さず本来の味わいが楽しめます。
また今まではわかめの葉部分だけを扱っていましたが、冷凍わかめは様々な食感を味わえるよう茎も葉も全てを使用。海藻の良さを丸ごと味わってもらいたいという意味を込めて「丸採り」シリーズと名付けました。

「三陸わかめは姿がいいし、肉厚で味も食感も全然違います。水揚げしたばかりの生のわかめをすぐに茹でて食べると、本当に美味しい。食感が全然違って、シャキシャキと音がします。丸採りシリーズは、朝、水揚げされたものを、その日のうちに茹でて急速冷凍しているので、本当にフレッシュなものが味わえます」

  • ▲ 旬にとれたわかめを湯通ししてそのまま急速冷凍。通年で旬のおいしさが味わえる
  • ▲ 旬にとれたわかめを湯通ししてそのまま急速冷凍。通年で旬のおいしさが味わえる

▲ 旬にとれたわかめを湯通ししてそのまま急速冷凍。通年で旬のおいしさが味わえる

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