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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

「ときめき海藻屋」として、横幅も縦軸も広げて行きたい

最後に今後の展望をうかがうと、3つのお話が出てきました。1つ目は、わかめだけでなく、海藻全般に範囲を広げていくこと。いわば「横の展開」です。

「三陸の漁業者は震災の影響もあって減少しているし、わかめだけでは限界がある。今後はもっと広く海藻を扱うことで社会貢献をしていきたいと思っています。そのために、日本人が古くから親しんでいる海藻をきちんと伸ばしていきたい。今年発売したねばねば海藻サラダにがごめ昆布を使ったり、沖縄のもずくを冷凍で販売したり範囲を広げています」

  • ▲ 「ときめき海藻屋」のロゴも新しく制作し、ビジョンの徹底を図っている。
  • ▲ 「ときめき海藻屋」のロゴも新しく制作し、ビジョンの徹底を図っている。

▲ 「ときめき海藻屋」のロゴも新しく制作し、ビジョンの徹底を図っている。

横軸に加え、「縦の展開」として取り組んでいるのが種苗の研究。もともと大学と組んで、光や温度の違いによる育成スピードの研究などはしていたそうですが、今年の7月に名取市閖上地区にわかめの加工及び種苗生産や海藻の基礎研究を行う「ゆりあげファクトリー」を稼働させ、本格的に種苗開発に取り組みます。そこには自社だけではなく、地域全体への思いもありました。

「工場では、わかめの優良種苗を生産し、それを生産者の方に使っていただき、現在問題となっているわかめ養殖者の減少や高齢化の中で、安定的な収穫が得られるようにして行きます。また、研究所では、早生と晩生(おくて)の種苗で、これまで年に1回だったわかめの養殖を将来的には年2回に増やすことも研究していきます」

▲ 2017年7月1日より稼働開始した「ゆりあげファクトリー」

▲ 2017年7月1日より稼働開始した「ゆりあげファクトリー」

そして、もう1つの試みが食育です。理研ビタミンと理研食品は、共同で、従業員の中から食育に携わるわかめ博士を認定し、食育を行う事業をしており、理研食品には現在4名のわかめ博士がいるそうです。

「わかめ博士になるには試験制度があり、わかめの知識や食育のしかたを勉強して受験、最終的に役員面接を経てわかめ博士に認定されます。博士に認定されたら、最低でも年2回は学校を訪問し、食育の活動をします。こういう活動を通じて、学校給食とのパイプを強化したり、将来子供達が海藻に興味を持ってくれるきっかけになればと思っています」

▲ 食育授業の様子

▲ 食育授業の様子

理研食品株式会社

理研食品株式会社〒985-0844 宮城県多賀城市宮内2-5-60
主な製品:
(家庭用)わかめスープ、ふえるわかめちゃん®、乾燥海草サラダシリーズ
(業務用)花ざいく®、
海藻ミックス、業務用ドレッシング、
業務用冷凍海藻関連商品
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