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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

震災後の取り引き減少さつま揚げの需要減少を打破するために

これまで365日毎日製造、毎日出荷を守ってきたマルブン食品のものづくりですが、東日本大震災に見舞われた際には、操業をストップせざるを得ませんでした。

震災時同社の工場は、現在本社工場が建つ場所より、海よりに歩いて5分ぐらいの場所にありました。同社のある塩釜地区は沖に浮かぶ松島湾の島々が防波堤の役割を果たし、津波の大きな被害は受けなかったそうで、工場の建つエリアの浸水も膝下程度でした。しかしながら、埋立地であったことから地震の被害は大きく、工場内に1mの段差が生じ、大規模半壊、立ち入りも禁止に。

地震から1週間後、なんとか工場を稼働させたものの、余震が続き再びの断水。
スーパーへの供給が途絶えてしまう事態となりました。

「スーパーは棚を空けたままにはできないので、他の地域の商品で埋めなければいけません。いったん供給が1ヶ月途絶えてしまうと、製造を再開しましたと言っても取引を再開できないところが多くありました」(三浦さん)

加えて、関西方面の取引先を中心に原発事故の風評被害の影響も大きく、震災後は、売り上げが40%減少しました。

さらに、魚肉練り製品の需要の減少も加わります。
スーパーでの売り場面積は年々減少、復興事業のひとつとして宮城県が行った食生活に関するアンケートでは、とくに20代の若い世代には、おでん以外にさつま揚げの食べ方を知らない、食べたことがない人が多くいる、という結果が出たそうです。

「市場が縮小すると何が起きるかというと、低価格競争です。でも、それでは生産者、小売業者ともに疲弊していくだけ。私たちは、価格競争の土俵にはのらず、品質で勝負するという方針は変えませんでした。当社が築いてきたさつま揚げをはじめとした定番商品の味を守り続けるためにも、同時に新規の販路開拓、新商品の開発が必要でした」(三浦さん)

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