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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

震災後でもビジネスの世界は待ってくれない

大手缶詰メーカーで米アラスカから原料を買い付ける仕事などをしていた竹下さんは、1988年に竹下水産を立ち上げました。当初はフィーレ加工のみを行っていましたが、激しい競争の中で生き残っていくため、2年目からはフライ事業も開始。三陸の港に揚がるサケ、イカ、サンマ、イワシ、サバ、イカといった魚をカットして、フライや唐揚げ、竜田揚げ用に加工する仕事が、現在も事業の柱となっています。

しかし同社を取り巻く環境は、震災前と震災後で大きく様変わりしました。新工場が建つまでの1年2カ月の間、竹下水産の再開を待ち続けてくれた人たちもいましたが、取引先は待ってくれませんでした。取引先の多くは、すでに新しい仕入先を確保していたのです。

▲ フライ製品に多くの人員を割いている

▲ フライ製品に多くの人員を割いている

「そんな苦しい時に、ある大手食品メーカーが手を差し伸べてくれた。うちは震災で多くの販路を失いましたが、このメーカーからいただいた仕事がきっかけとなり、販路が少しずつ回復していきました」

とはいえ、いつまでも支援が続くわけではありませんでした。しばらくすると、被災企業である竹下水産も、元の競争の世界で勝負しなくてはなりませんでした。津波からは「逃げるが勝ち」を決めた竹下さんは、その競争には真っ向勝負で立ち向かいました。

「競争した結果、私たちは勝ちました。お客さまの支持を得られたからです。製品をちゃんと作ることがいかに大事か、ということでしょうね」

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