復興水産加工業 販路回復推進センター

販路回復・助成事業・アドバイザー 相談の申し込み

企業紹介企業紹介

企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

好調なオイスターソースの増産体制を強化

▲	省人化に寄与している連続自動真空キャップ巻じめ機

▲ 省人化に寄与している連続自動真空キャップ巻じめ機

▲	貯蔵セラーによる熟成でオイスターソースがさらにおいしく

▲ 貯蔵セラーによる熟成でオイスターソースがさらにおいしく

そんなオイスターソースの生産効率向上に一役買っているのが、水産加工業販路回復取組支援事業の助成金によって導入された機材です。従来はオイスターソースの瓶の蓋を締める際にも、人間が瓶を「巻じめ機」にセットしていましたが、新しく導入した「連続自動真空キャップ巻じめ機」はベルトコンベア式となっており、この工程で人が介在することはなくなりました。

今後の増産に対応すべく、製造中のソースのサブタンクとして移動式サニタリータンクなども導入。貯蔵セラーはソースを一定温度で熟成させるためのもので、今後新たに「熟成版」のオイスターソースを発売する予定もあります。

「この貯蔵セラーを使って、ソースを3年間熟成させます。大学との共同研究により、熟成したソースはアミノ酸が倍増し、さらにおいしくなることも分かっています。高級志向のお客さまに支持していただけるのではないかと思います」

新機材の導入により石渡商店の生産能力は向上しましたが、同社が今後もおいしいオイスターソースを作っていくために必要なのは、生産者から引き続き質の高いカキを仕入れることです。そのために同社は、浜値に関係なく、生産者から一定料金でカキを仕入れているのだそうです。以前、カキの価格が三分の一に暴落した時も、例年通りの価格で購入。浜値と同じ安い価格で買うこともできたのにあえてそうしたのは、このオイスターソースの出発点が『恩返し』だったからです。

「私たちも、困った時に助けてもらって今があります。漁師さんたちにとって、安定した値段で売れることはいいことだと思うので、一定料金で買わせていただいています。そうすることで漁師さんたちも『石渡商店には少しでもいいものを回してあげよう』と思ってくれるので、うちにはいつもいいカキが入ってきます」

オイスターソースに続いて、気仙沼のホタテを原料にしたXO醤も作りました。XO醤では世界一を目指しているといいます。

「XO醤は、ペニンシュラホテルのものが世界一おいしいと言われています。うちは気仙沼の原料で、ペニンシュラホテルよりおいしいものを作る。そうすればおのずと世界一になれますから」

石渡商店で生産されるフカヒレ製品とその他の加工品の割合は、9対1。オイスターソースやXO醤は同社での歴史が浅く、人手もかかるため、生産量を大きく増やすまでには至っていませんが、立派な定番商品になりつつあります。

▲ 気仙沼 旨味帆立とコラーゲンのXO醤
▲ 気仙沼 旨味帆立とコラーゲンのXO醤
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
TOP