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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

おいしいものを作ることが最高の供養

石渡さんは3人兄弟の長男ですが、親から「継いでくれ」と言われたこともなく、学生時代は体育の先生を目指していました。しかしフカヒレ加工技術の奥深さを考えると、「いずれ継ぐなら若いうちから仕事を覚えたほうがいいのではないか」と思い直し、21歳の頃から工場で働き始めました。その後、震災が起こり、会社の再建にも携わるようになります。

「それまで経営に関することは全く分からなかったんです。銀行からのお金の借り方、貸借対照表の見方、事業計画書の書き方など、こうした機会に学べたのはよかったと思います」

父の正師さんはよく、「おいしく作るのが、(食べ物になる原料への)最高の供養だ」とおっしゃるのだそうです。それは使われていなかったフカヒレの部位を有効活用することでこの商売を始めた祖父からつながっている、石渡商店の精神。石渡さん自身も、その思いを製品づくりに込めています。

「当社は高価格帯のものを多く扱っていますが、高いものがいいものではありません。いいものとは、お客さんにとって使いやすいもの。その値段で納得していただけるものを作り続けていきたい」

学生時代、陸上部の練習が終わってから家に帰ると、父の正師さんは次の日の仕事に備えてもう寝ていました。朝早くに家を出て行く父とはすれ違いの生活。石渡さんはそのことをよく思っていないこともあったといいます。

「今思うと、しっかりやっていたということなんですよね。受け継いできたものをどうやってつないでいくかということも、これからは考えていかないといけませんね」

家では三女の父親でもある石渡さん。「次は女社長もあるかもしれないですね」と、石渡商店の未来に思いを馳せていました。

株式会社石渡商店

株式会社石渡商店〒988-0141宮城県気仙沼市松崎柳沢228-107
自社製品:フカヒレ製品、オイスターソース、XO醤 ほか webサイトはこちら

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