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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

カキ専門ではないのに「カキ屋さん」と呼ばれる理由

小山さんが働く小山平八商店(宮城県気仙沼市)の社名は、小山さんの祖父でもある、創業者の小山平八さんの名前がそのまま使われています。生鮮、冷凍、冷食(冷凍食品)と3つの部門を持つ、いわば総合水産加工会社なのですが、一部の人たちからは「カキ屋さん」と呼ばれているのだとか。小山さんは、その経緯を次のように語ります。

「祖父の小山平八が創業したのは、明治時代までさかのぼります。当時祖父は、生産者からカキを買い集めて販売する仕事をしていました。そのため今でも、70代以上の方から『カキ屋さん』と呼ばれることがあります。そして息子たち三兄弟が昭和50年に株式会社小山平八商店を設立し、家庭用冷蔵庫の普及、スーパーの急成長という時代背景の中で会社を発展させてきました。今はさらにその子供たち、小山平八の孫世代がそれぞれ生鮮、冷凍、冷食の責任者となっています。私もそのうちの一人で、冷食部門の責任者を務めています」

ちなみに社名だけでなく、屋号の「まるき」(ひらがな「き」の丸囲み文字)も人名が由来です。小山家の先祖である小山きくさんから一文字取って「まるき」になったのだそうです。

世代を超えた親族の結束とともに事業を営んできた小山平八商店ですが、震災で一度失った販路を回復させることは簡単ではありませんでした。震災後、同社の冷食部門は秋鮭のフィーレやイクラの加工などから作業を再開し徐々に仕事を増やしていきましたが、元の水準に戻すには、生産能力の向上と、これまで取り引きのなかった業者への積極的な営業が不可欠でした。

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