復興水産加工業 販路回復推進センター

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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

新たなヒット商品を開発し続けることで、石巻の食材を最大限に活かす

現状の事態を改善すべく、本田水産では補助事業で煮魚用圧力鍋と、減圧液体濃縮機の導入を決めました。煮魚用圧力鍋では、穴子やいわしを軟らかく煮て「骨まで食べられる」ことを訴求。すでに商品化も完了し、あとは本格稼働を待つばかりとなっています。

「試作品をお弁当屋さんに納入したら、非常に評判が良かったんです。もちろん、ただ軟らかく煮るだけではなく、味付けも食感も、なるべく美味しい状態になるように、独自の工夫を重ねています」

  • 導入した煮魚用圧力鍋

    ▲ 導入した煮魚用圧力鍋

  • 製品化したいわしの梅煮

    ▲ 製品化したいわしの梅煮

また減圧液体濃縮機では、牡蠣エキスを抽出。今まで捨てていた部分を活用し、「いかにコストをかけずに、価値の高い商品が作れるか」を模索しています。もともと、付加価値のある商品を作るのは本田さんの得意とするところ。特に手作業を重視する本田水産では、人件費がかさむ分、付加価値をつけて高く売る努力はかかせません。

  • 牡蠣エキスを抽出する機械

    ▲ 牡蠣エキスを抽出する機械

  • 導入した機械により製品化された浜市産牡蠣100%の牡蠣エキス

    ▲ 導入した機械により製品化された浜市産牡蠣100%の牡蠣エキス

  • 牡蠣エキスが入った牡蠣醤油

    ▲ 牡蠣エキスが入った牡蠣醤油

  • 牡蠣醤油を塗ったさばの干物。牡蠣醬油の旨味で魚の脂がまろやかに

    ▲ 牡蠣醤油を塗ったさばの干物。
    牡蠣醬油の旨味で魚の脂がまろやかに

今後もどんなに売り上げが落ち込んでも、「原料事情や規制など外部の条件に左右される大量生産よりも、その時に獲れたものを工夫して加工する方が良い」と語る本田さん。そこには地元石巻への愛情が関係しているようでした。

「せっかく石巻に良い素材がたくさんあるのに、大量生産して価格競争なんてしたらもったいないでしょ?ウチは何でも出来るので、市場でなるべく良い素材を見つけて、余所がやらない工夫をして売るんです。自分は欲たかり(=欲ばり)だから、色々なものを扱いたいのかもしれません」

今後もメヒカリ、カレイの唐揚げ、あら汁など「やりたいこと」は、たくさんあるそうです。そして本業の牡蠣でも、震災以前より加工品に力を入れています。それは震災で引退しようとした漁師が牡蠣の養殖を再開しているから。彼らの再生を促すためにも、販売機会の限られる生の牡蠣だけではなく、「牡蠣の加工品」の開発に力を入れるつもりです。

地元愛の強い本田さん。今後も石巻と共に歩み続け、石巻の多様な魅力を、全国各地に届けてくれるに違いありません。

本田水産株式会社〒986-2103 宮城県石巻市流留字五性橋9-45
自社製品:かき、さば、ほや、わかめ ほか webサイトはこちら

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