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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

宮城の農水産物の可能性を探り塩釜をもっと盛り上げたい

「震災を機にさまざまなことが大きく変わりました。震災の教訓をいかした企業経営もそのひとつです」と話す佐野さん。

これまで親会社・スギヨのある石川県七尾市で製造していたカニカマを、高浜が持つ塩釜の工場と生産拠点をわけたのも、首都圏をはじめとした供給基地として物流面の地の利が大きいことに加え、大きな天災があったときに、供給をストップさせないリスク分散のためでもあるとのこと。佐野さんは古くから魚肉ねり製品を地場産業にしてきた塩釜市、また宮城県の企業の一員として、強い思いがあると言います。

「新商品開発で、塩釜ももちろんですが、近隣の石巻の復興のために、連携できることはないかと思ったんです」

石巻は、津波の被害も甚大で震災後水産加工業者の廃業が相次ぐなど、塩釜に比べ復興にも遅れがあると言います。同社では、前述の新商品、「さば入りつみれ」のすり身を石巻のすり身加工業者に発注。地場でとれるサバを原料に使って、お互いの仕事を増やせたらと思ったそうです。

「石巻の取引先にも、とても前向きに取り組んでいただき、品質にこだわった希望通りのすり身ができて、よい商品開発につながったと思います」

宮城県のキャッチフレーズは「食材王国みやぎ」。

「宮城県は大豆の作付面積も広く、生産量も日本で2位なんです。大豆の甘さや香りが濃厚な宮城県産のミヤギシロメもあまり知られていません。地場の食材を掘り下げていくと、まだまだ奥が深い。もっと皆さんに食べてほしいと思っています。宮城県はかつて、かまぼこの生産量が日本一でしたが、震災後、新潟にその座を奪われました。もう一度、地元塩釜と宮城を盛り上げたい。そんな思いで商品開発や営業に取り組んでいます」

地場食材の可能性を探りながら、今後も、高浜の挑戦は続きます。

株式会社 高浜〒985-0011 宮城県塩釜市貞山通3丁目1-10
自社製品:魚肉ねり製品 笹かま、揚げかま、ちくわ、おでんセット、レトルトおでん など webサイト:こちら

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