復興水産加工業 販路回復推進センター

 

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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

再開待つ従業員の言葉が再建の支えに

震災当時、今とは別の場所に工場を構えていた橋本水産食品。太平洋に面した工場は、震災の津波により流失してしまいました。

「私は仙台のテナントにいたので、直接津波を見ていませんが、歌津に戻ると工場は跡形もなくなっていました。周辺にいくつかうちの資材が落ちていたくらいです。工場では年に1、2回、抜き打ちで避難訓練をしていたこともあって、10人弱いた従業員は無事でしたが、この地域では亡くなった方もいました。私も含め、自宅が被災した人もいます。従業員の皆さんは一旦解雇という扱いにさせてもらいましたが、『再開するのを待っています』という言葉をかけていただきました。工場の再開に時間がかかったため失業給付金も切れていた時期もあったと思いますが、戻ってきてくれて本当にありがたかったです。現在従業員は16名おり、うち6名が震災前から継続して働いています」

現在の場所に平屋の新工場が建ったのは、震災から2年後の2013年4月。その前の月には、震災で一時撤退していた仙台の百貨店のテナントも再開させていました。2015年には同じ敷地内に本社工場と直営店も完成しました。海の目の前に工場があった震災前とは異なり、新しい本社工場は海から300メートルほど離れていますが、この周辺も浸水した地域なのだそうです。

橋本水産食品本社前。塩害により低い場所の木々は枯れている

▲ 橋本水産食品本社前。
塩害により低い場所の木々は枯れている

本社の移転にあたり、環境として大きく変わったのは水です。ウニやメカブの洗浄には海水を使いますが、これまでとは異なる方法で取水、排水をしています。

「ウニは真水で洗うとボロボロになってしまうので、どうしても海水が必要です。そこで、海水をここまで引っ張ることにしました。使った水はそのまま捨てられないので、場内で処理してから排水しています」

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