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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

第110回茨城県株式会社かねきう

「前浜をいかに買うか」、前浜とともに柔軟に生きる

建物など目に見える被害は少なかったものの、風評被害により、痛手を受けたかねきう。改めて、「震災とは何だったのでしょう?」と伺うと、こんな答えが返ってきました。

「震災がきっかけで色々なことが変わりました。銚子の水揚げスタイルもそうですし、揚がる魚や売れる魚も変わった。何より、自分達の販路が大きく変わりました。以前の商売に固執していると生き残れないので、その時々に対応していくことが重要だと思います」(竜也さん)

今後、設備を増強しても「自分達よりもっと規模の大きな加工業者はたくさんいる」と遠藤さん父子は語ります。その中で生き残るためには、市場のニーズに細やかに対応することがいかに重要かが身に染みているからこそ、今までも柔軟に色々なことに対応してきました。今後も鮮魚、凍結加工、塩干などマルチに対応していくスタイルを変えるつもりはありません。なぜなら、様々な商売の形を持っていることで、魚価や市場のニーズの変化に対応でき、「バランスがとれる」のです。

今日、浜で揚がった魚を「いかに料理するか」が鍵

▲ 今日、浜で揚がった魚を「いかに料理するか」が鍵

「今、生きている以上、淘汰されないようにやっていくしかない。二次加工も勝機があればやるし、今はストップしている煮干しや丸干しも、魚があってニーズがあればやります。うちは“前浜をいかに買うか”が大事だということは、社長とも常々話しています。常に前浜を見て、前浜に揚がったものを、どううまく料理していくかが大事だと思います」(竜也さん)

浩一さんがかねきうで働き始めた昭和49年には64社あった波崎の水産加工業者は、後継者不足などもあり、現在では25社くらいにまで減少しているのだそうです。震災をきっかけに色々なことが変わったきましたが、同社の「前浜を大切にして、前浜とともに柔軟に生きる」姿勢は変わらずに、若手後継者に引き継がれてゆくことでしょう。

株式会社かねきう〒314-0408 茨城県神栖市波崎8138
代表商品:イワシ・アジ・サバ等の冷凍冷蔵加工原料、シラス塩干品

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