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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

生産能力アップのためにロボットを導入

震災後、原発事故の風評被害の影響で観光客が減少。さらに、近年は以前のように、お歳暮やお中元などの贈答品、お土産を大量に買って配るという需要も減り、笹かまぼこ自体の売り上げも低迷していました。この状態を打破するためどのような考えかに至ったか、工場長の本城さんはこう話します。

工場長の本城慶さん

▲ 工場長の本城慶さん

「ならば私たちは“原点”に戻ろう。地域の方に笹かまぼこのおいしさをもっと知ってもらって、日常的に食べてもらえるようにしようと思ったんです」

しかし、日常的に笹かまぼこを食す新たなニーズを掘り起こすための商品開発には人手が必要です。そこで、課題となっていた労働力不足を解消し、開発を行う人員を確保するため、2018年3月、工場の効率化改善プロジェクトチームを発足させます。工場のワークフローを洗い出し、どこを機械化すればもっともメリットが大きいか検討を重ね、納品先、納品数ごとにバケットに分ける工程の機械化が有効であるという結論に至りました。

そして平成30年度の販路回復取組支援事業を利用して、バケット詰めロボットライン一式を導入。これまで3人必要だったところ、オペレーター1人でこれまでと同等の作業ができるようになりました。

省人化することで生み出した人員を、包装にこだわり、付加価値の高い商品として売り上げを伸ばしている「福結び」の生産や、新たな商品開発に注力させることで、これまでできていなかった販売体制・生産体制の強化に繋げることができました。

  • バケット詰めロボットライン。その日の受注数、納品先を入力すれば、自動的にバゲットに分けられていく

    ▲ バケット詰めロボットライン。その日の受注数、納品先を入力すれば、自動的にバゲットに分けられていく

  • 日常的なお祝い事などの場でのニーズを掘り起こしている「福結び」

    ▲ 日常的なお祝い事などの場でのニーズを掘り起こしている「福結び」

「今後は、原材料ひとつひとつに込められたストーリーを感じてもらえる商品づくりを進めていきたいですね」と本城さん。

現在は、仙台藩・初代藩主の伊達政宗公が仙台城城内に設けていた味噌蔵「御塩噌蔵」の製法を受け継ぐ「ごえんそ味噌」を隠し味に加えた揚げかまぼこ、「伊達揚げ」を新たな仙台土産として売り出し中だそうです。

政宗公ゆかりの味噌を隠し味に加えた揚げかまぼこ「伊達揚げ」

▲ 政宗公ゆかりの味噌を隠し味に加えた揚げかまぼこ「伊達揚げ」

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