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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

守っていく母の味と、新たな味付けへの挑戦

家庭的でありながら、高級デパートに並ぶ気品さも兼ね備えた早野商店の昆布巻。試食したところ、どこか懐かしさも感じられましたが、実はこの味は「母の味」そのものだったのです。

「うちの昆布巻の味つけは、母がもともと家で作っていた家庭の味付けです。当社の商品には『安心・安全なものを食べてもらいたい』というコンセプトがあり、合成着色料、保存料、化学調味料などは一切使っていません。昔ながらのシンプルな味を楽しんでいただけたらと思います」

取材当日も、加工場内には昆布巻づくりにいそしむ母・絹代さんの姿。まさに早野商店の味を守る番人のようです。まだ震災前の売り上げに戻っていない早野商店ですが、大手百貨店や大手通販サイトのおすすめ品に選ばれたり、飛行機のビジネスクラスの機内食に使われたりと、絹代さん“監修”の早野商店の味への評価は高まるばかりです。

このほかに、早野さんが今新たに目をつけているのが、インバウンドの“川魚需要”です。

「龍泉洞には海外からのお客さんも訪れています。そのお客さんから『川魚の焼き魚が食べたい』と言われたことがあり、世界では意外と川魚のニーズがあるような気がしています。川魚は昔からあるものですが、その量が減っているので、今は目新しいものになっている。新しい味付けで、川魚の魅力を伝えていきたいですね」

三陸の魚は海だけじゃない。川にもある。早野さんは、地元の食材が持つポテンシャルを信じています。

「人口減少が続く中で地域の可能性を広げるには、加工会社がいかにいい商品をつくり、世に出していくかにかかっていると思います。うちも小さいながらに、その役割を担っていきたいと思います」

きれいな水、川魚、農産品、独自の食文化。岩泉には、全国的に有名な龍泉洞以外にも多くの特色があります。早野さんたちは自然豊かなこの場所から、これからも食品づくりを通じて町の魅力を発信していきます。

▲ 早野商店の早野由紀子さん(左)と母・絹代さん(右)

有限会社早野商店〒027-0501 岩手県下閉伊郡岩泉町岩泉村木18-32
自社製品:昆布巻(ニシン、サケ、イワナ、ヤマメ)、かき佃煮 ほか webサイトはこちら

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