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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

第38回福島県福島県漁業協同組合連合会

「事実を日々積み重ねていくしかない」
-福島の魚が、どこにでもあたりまえに並ぶ日を取り戻すために

福島県漁業協同組合連合会(以下、福島漁連)は、昭和25年に設立。
もともと小名浜地域では、中之作漁業協同組合が運営していた魚市場と冷蔵工場、小名浜機船底曳網漁業協同組合が運営する魚市場と冷凍工場、小名浜漁業協同組合から2007年に福島漁連が引き継いだ冷蔵倉庫があり、各漁協が製造、福島漁連が販売を主に担ってきました。

しかし、2011年の震災で小名浜海岸部に立地する一連の施設はすべて被災。
従来の設備、機能を完全に再生することは不可能、という事態に見舞われたのです。

当時の状況を業務部部長の竹永茂夫さんはこう語ります。

竹永さん「震災の日、福島漁連の本所はいわき市の内陸にあるため、津波の被害もなかったのですが、海岸沿いにある各支所、工場も壊滅的な被害を受けました。幸い職員は全員無事でしたが、職員の家族には亡くなった方もいます。小名浜漁港に停泊していた福島漁連所有の給油船2隻は地震が起きてすぐに沖に出して無事でした」

震災後、状況がまるで変わってしまった福島をとりまく漁業。
この様子を見て、専務理事の鈴木哲二さんはこのような考えに至ったのでした。

▲ 業務部部長の竹永茂夫さん

▲ 業務部部長の竹永茂夫さん

▲ 福島漁連専務理事の鈴木哲二さん

▲ 福島漁連専務理事の鈴木哲二さん

鈴木さん 「漁協単体では、再生するのは厳しい。それならば操業した漁船が水揚げできる市場と疲弊している受け皿づくりを県下でひとつに集約し、福島漁連が担っていくしかない、と思ったのです」

そこで「いわき市小名浜地域水産業施設復興整備事業」を利用し新たに建設したのが、現在の「小名浜冷凍冷蔵工場」です。

同工場は、延床面積10,193平方メートル、凍結能力は日に100トン、マイナス30度の冷蔵庫4,400トン、マイナス60度の冷蔵庫2,000トンという、東北地方でも有数の機能を備えた施設。小名浜港目の前に建つ当工場は、地上5階建て、周辺地域、また漁業従事者の避難施設としての機能も果たしています。

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