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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

第50回宮城県福寿水産株式会社

肉・骨・皮・ヒレ。すべてを加工する「鮫の匠」

「働く父の背中」に、幼心にも頼もしさを感じていたようです。

「工場の隣に自宅があって、仕事の細かい内容までは分からなかったけれど、家族のために汗を流して頑張ってくれているな、と思いながら見ていました」(臼井祐介さん、以下同)

フカヒレやサメ肉の加工品を製造、販売する宮城県気仙沼市の福寿水産の専務、臼井祐介さんは、父親である社長の弘さんの働く姿を近くで見ながら育ちました。

▲ 三人兄妹で子供の頃から家業を意識していた

▲ 三人兄妹で子供の頃から家業を意識していた

現在は祖父・攝男さんが1948年(昭和23年)に創業したこの会社で働いていますが、以前は別の食品会社に勤務していました。将来的に福寿水産を継ぐ“修行”のためです。

大学で経済学を学んだ後、東京の会社に就職した臼井さんは、トラックのハンドルを握っていました。荷台には自分で積んだ製品。客先にそれを配達しながら営業もするルートセールスの仕事は、まだ右も左も分からない臼井さんにとって覚えることの連続でした。

「ルートセールスでは、毎日調理場に足を運び、お客さまと顔を合わせていました。私はまだ社会に出たばかりで世間知らずでしたが、そういう場で社会の常識を教えてもらえたと思います。皆さんからとても優しくしていただいて、食材を扱う料理人の方からまかないをごちそうになることもありました。失礼もあったと思いますが、その時の経験がとても貴重だったなと感じています」

東京の会社で社会人としての基礎を学んだ臼井さんは、28歳の時に気仙沼に戻り、福寿水産で働き始めました。

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