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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

第56回青森県武輪水産株式会社

小型サバを活用し新商品開発に挑む仲間の「和」

一説によると、その地名の由来は「近くの港にサメが揚がっていたから」なのだとか。

▲ 雪化粧したサメのモニュメント(JR八戸線・鮫駅)

▲ 雪化粧したサメのモニュメント(JR八戸線・鮫駅)

青森県八戸市鮫町の水産加工会社・武輪水産は、1948(昭和23年)に創業したこの地域の老舗企業。現社長・武輪俊彦さんの父、武輪武一さんが、サメを原料に魚粕を作ることから事業を始め、イカの加工、サバの加工へと広がっていきました。

同社の作業着にはローマ字のSを丸で囲った「Ⓢ」のマークが記されていますが、「武輪さんなのになぜSなのですか?」と訊くと、それは「清水さんのS」なのだと返ってきました。

「父はもともと京都の人間でした。八戸に来て商売を始める時に、住居や資金調達の面で清水さんという方にお世話になったので、商号が『Ⓢ』となっています。私たちは『マルエス』と言っていますが、八戸魚市場では今も『文化エス』と呼ばれています」(武輪さん)

  • ▲	武輪水産2代目社長の武輪俊彦さん

    ▲ 武輪水産2代目社長の武輪俊彦さん

  • ▲	作業着に刺繍された「Ⓢ」のマーク

    ▲ 作業着に刺繍された「Ⓢ」のマーク

当時の加工といえば干物が主流。ところが武輪水産は、魚油を取ってそれを調味料メーカーに販売するなど、他社とはちょっと違うことをしていました。周囲はそんな同社に「モダンな」印象を受けていたため、転じて「文化エス」となったのだそうです。市場の方がわざわざそのような呼び方にしたのは、八戸弁はイとエ、シとスの発音の区別が難しいことからでした。「マルエス」だと、他社の「マルイシ」さんと同じように聞こえてしまうのです。

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