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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

第129回千葉県株式会社ヤマゴ

被害から立ち上がるきっかけは、息子たちが頑張る姿だった

株式会社ヤマゴを創業したのは、現社長である飯田清治さんの父、清さん。当初は農家と兼業しながら、水産加工の仕事も始めたのだそうです。飯田さんは、昭和50年代の初め、高校の卒業と同時にヤマゴに入社し、イワシの丸干しの製造を中心に水産加工の仕事を続けてきました。

株式会社ヤマゴ 代表取締役 飯田清治さん
▲ 株式会社ヤマゴ 代表取締役 飯田清治さん

「父が早くに亡くなってしまったので正確な創業時期は分かりませんが、戦時中には水産の仕事を始めていたと聞いています。以前は目の前の浜に船が着いて、そこで水揚げしたものを扱っていたようです。自分が小学生くらいには、自社で冷蔵庫を持って水産加工に特化していました」(株式会社ヤマゴ 代表取締役 飯田清治さん、以下「」内同)

現在、イワシの仕入先は銚子港、飯岡港が中心。社長である飯田さん、もしくは弟で工場長の明さんが実際に生の状態の原料を見て、吟味した上で仕入れます。特にイワシの旬である6~9月は、脂ののった良い原料が揚がります。それを大量に購入し、加工・凍結しておくことで、一年を通して、状態の良い商品を安定的に供給できるのだそうです。

「イワシで大事なのは何といっても時期。旬の時期に、しっかりと吟味して原料を仕入れています。加工は平成になった頃から、乾燥機に切り替えました。本当は天日の方が良かったけれど、灰や虫も入るし、衛生面を考えたら乾燥機の方が安心ですから」

▲ イワシの加工をする従業員
▲ イワシの丸干しを製造する乾燥機

家業を継ぎ、実直にイワシの丸干しを作り続け、2010年の秋には現在の工場も新設。近所の人を中心に従業員も増やし、事業は堅調に推移していたのだそう。しかし、それを一変させてしまったのが震災でした。

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