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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

第130回千葉県有限会社ぼうか水産

網元一家。銚子港一の旗と誇りを掲げ
自社ブランドの再開をめざして

千葉県旭市にある有限会社ぼうか水産。本社の目の前には、九十九里浜の海岸線が広がっています。

本社2階から望む九十九里浜の海岸線。創業当時はこの浜から出漁していたそう
▲ 本社2階から望む九十九里浜の海岸線。創業当時はこの浜から出漁していたそう

1955(昭和30)年、この地で、現在の代表取締役・土屋幸男さんのご両親が創業したぼうか水産。当時は、主にイワシの煮干しの製造、販売をしており、この地域で作られる煮干しは「椎名内(しいなうち)煮干し」と言われ高品質な煮干しとして知られていました。

父・章(あきら)さんの本家は網元。機関長としてずっと船に乗り、製造は主に母のせいさんが、近隣の主婦たちを集めて工場を取り仕切っていたそうです。父親の兄弟たちもみんな船乗りで、その親戚や妻は加工に携わるという、まさに海と前浜とともに生き、糧を得てきた土屋家。土屋さんも「将来は自分もこの仕事に就くんだ」と幼いころから当然のように思ってきたそうです。

有限会社ぼうか水産代表取締役の土屋幸男さん
▲ 有限会社ぼうか水産代表取締役の土屋幸男さん

「家業を継ぐことになんの迷いもなかったですね。当時は、やればやるだけ成果が自分に返ってくる仕事だと思っていました。一年に一度、本家・網元の乗組員全員とその家族も総出で旅行に行っていたことをよく覚えています」(有限会社ぼうか水産 代表取締役 土屋幸男さん、以下「」内同)

土屋さんが家業に入ったのは、18歳のとき。創業当時と変わらず「イワシの煮干し」ほか、「イワシの丸干し」や「みりん干し」が主力商品でした。

イワシの丸干しには並々ならぬこだわりを持っている土屋さん。長く網元をしてきた漁師一家である利点もいかし、銚子港、飯岡港で水揚げされるイワシのうち、一番おいしい旬の時期のものだけを使い、原料調達から加工まで一貫して納得のいく製品を作ってきました。

それら主力商品に加えて、県内の取引先から、サバフィレの委託加工を少しずつ受注してきたほか、2005年、長男の勝(すぐる)さんが入社後には、活魚販売も開始しました。

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