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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

第132回千葉県株式会社いとう商店

津波で冷凍機能を失い、原発事故の影響で輸出業もストップ

そんなときに起こった2011年3月の東日本大震災。地震で大きく揺れたその時、伊藤さんは工場前の浜で取引先と電話で話していました。揺れがおさまってすぐに現場へ戻りましたが、出荷前の商品や機材が散乱し、電気もストップ。このまま工場で作業を続けるのは無理だと判断し、従業員を解散させました。

「それから私は、小学校へ子どもを迎えに車を走らせ、その後市役所へ避難したのですが、しばらくして工場の様子を見に行くと、海に近い場所に立っていたはずの倉庫の姿が跡形もなくて……、この様子には愕然としました」

それでも電気が復旧した3日後には工場を再開。出荷を前にダメになってしまった商品も大量にあり、商品の廃棄や工場内の片づけからのスタートでした。

被害に遭った機器のなかでも、業務用の半製品の製造に必要な凍結庫、冷蔵庫などの設備を失ったのが大きな痛手となり、これまでのコンビニエンスストアをはじめとした取引先も失いました。さらに、堅調に伸びていた輸出業も原発事故の影響で各国が禁輸措置をとったため、すべて停止。震災直後の売上は、震災前の約半分になったそうです。

被害の大きかった東北地方の工場が再開するまでという期限付きでの新規注文が増え、仕事は大きく減らさず維持できましたが、東北地方の工場復旧にともなって、それらの仕事も減り、新しい販路の開拓が急務となりました。

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