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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

第150回茨城県高橋水産株式会社

切身加工に自信、給食を待つ子どもたちに地元の魚を届け続ける

「価格の高騰などもあって、最近は子どもがタコを食べる機会が減っているようです。タコはビタミンやタウリンなどの栄養成分が豊富な食材。もっと子どもたちにタコを食べてもらえるといいですね」

そう話すのは、茨城県ひたちなか市那珂湊地区でタコ、サンマ、イワシの加工を手掛ける高橋水産株式会社社長の高橋能久さん(以下「」内同)。

▲ 高橋水産株式会社 社長の高橋能久さん

茨城県は知る人ぞ知る、タコ加工の盛んな県で、各自治体ではタコを使ったPRにも力を入れています。県内のある小学校では食育の授業で地場食材のタコについて学習する時間があり、高橋さんは学校給食向けにタコを納品しているつながりから、その特別授業に講師として呼ばれたこともあるそうです。

「食べる機会が少ないことから、子どもたちはタコのことをよく知らないようです。小学校6年生向けにタコの習性やタコ漁の方法、加工方法などを話しましたが、みんな初めて知る知識として興味深そうに聞いていました」

“食べて美味しいタコ”をモットーとする高橋さんは、解凍、水洗い、塩もみ、湯煮といったタコの加工工程のひとつひとつにもこだわっています。工場ではタコのスライス、ぶつ切り、角切りのカット加工のほか、酢だこや味付けたこの生産も行っています。茨城県産のマダコ、ヤナギダコのほか、海外産のマダコなども使用しています。

▲ 通常はステンレス製の洗い機(写真左)のみを使用する会社が多いが、高橋水産では
この後さらに木製樽の洗い機(写真右)でも洗浄を行う。このひと手間によりタコが
きれいに丸まって身もおいしくなるという

タコは単価が高いことから、同社の売上の4分の1ほどを占めていますが、作業の9割はサンマ、イワシの加工。那珂湊地区はかつて、サンマの水揚げが日本一とも言われていた街ということで高橋さんはサンマにも強い情熱があり、子どもたちにサンマのアピールもしっかりとしたそうです。

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