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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

第151回千葉県有限会社カネヨン水産

イワシからの転換でカネヨン水産としての一兎を追う

まず、古川さんは2019(令和元)年に震災の前の年、2010年に一度中止した新工場の新設に着手しました。

「この会社を自分の代で終わらせるつもりなら、そのままやめてもよかったんですが、次の世代への土台を固めよう、道筋をつけようと思ったので、一度はあきらめた新工場新設に踏み切りました。もう構想も設計もすべて済んでいた状態だったので、あとは自分が決断するだけでした」

その翌年、コロナ禍の影響で内食の需要が増え注文が増加。10年越しの新工場建設も機運が合ったと言えるでしょう。

イワシの原料高の影響を大きく受けていた同社は、魚種をサバ、ホッケ、シシャモなどにも広げ、新商品の開発を進めるために新規製造ラインの構築に着手。販路回復取組支援事業の助成金を活用し、2021年1月に導入したのが、「ヘッドカッター」「腹骨取三枚卸機」「作業台付二段コンベア」です。

「当初は内臓を取る機械の導入も考えていたのですが、まずは量産させて軌道に乗ったらまた導入を考えようと、導入機械は絞り込み、自社の資金でホッケ用のセンターカット機も入れました」

機器導入と同時期に、以前から取引があった業者から「うちの商品をつくってくれないか」という引き合いがあり、2021年4月以降、「さばみりん干し」「しまほっけ一夜干し」などの新製品の製造、販売を開始。売上ベースで月に約200万の増加となっているそうです。

▲ 新たに導入した作業台付二段コンベア。
既存の商品にも流用でき作業効率が上がった
▲ 工場内ではイワシのみりん干しが、
丁寧な手作業でつくられていた
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