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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

第154回千葉県株式会社大一奈村魚問屋

設備投資で、海外への輸出をさらに拡大したい

ようやく設備も整い、販路回復の土台が出来た大一奈村魚問屋。その流れを加速するために、今回令和2年の販路回復取組支援事業を使って導入したのが、段ボール凍結製品用のラインです。

これまで凍結品は工場などで使うことが多いため、冷凍パンを使って凍結し、包装を施さないままで出荷するブロック凍結品が主流でした。しかし、ベトナム、アフリカなどの新しい輸出先では、スーパーや市場などで販売する端売り用の需要があり、段ボール入の凍結品の方が求められるため、こういった要望に対応していくためには必須の設備だったのです。

「段ボールに原料魚を入れ、冷凍庫内の棚に並べ凍結した後、出荷しやすいようにパレットに段ボールを積み直す作業があるのですが、これを今までは人の手でやっていました。ラインがふたつあるので、1ラインにつき2人の人手が必要だったんです。でも今回の機器導入により、この作業が自動化されたおかげで、4人分の省人化が可能になりました」(遠藤さん)

▲ 今回導入した段ボール製品用のライン
▲ 2ラインへのパレット積み作業が自動でできるようになった

今は採用募集をかけても、なかなか応募が来ないため、人手の確保が難しいのだそう。そのため省人化は売上回復のためには重要な課題でした。段ボール凍結製品は10㎏入と15㎏入があり、パレット積み作業は特に重労働。そのためのこの作業の自動化は従業員への負荷を大幅に減らし、効率化に非常に役立っているといいます。

「銚子は青物を中心に日本一の売上を誇っています。震災後、海の状況が変わっていましたが、イワシを中心に水産資源も増えてきました。その中で、今後、何が伸びるかというと輸出だと思います。国内市場はもう固まっていて、それほど伸びしろはない。海外に良質なたんぱく質として、魚を安定供給していくことが大事です。そのために冷凍庫も入れ、段ボール凍結を量産できる体制も整えました。豊富な水揚げを、どう使うかが知恵の出しどころだと思っています」(坂本さん)

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