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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

第159回福島県有限会社おのづか食品

裏方に徹するだけでなく、今後は
自社ブランドでも「ふくしまの味」を届けたい

いわき湯本温泉は、1600年以上の歴史を持ち、有馬温泉、道後温泉と並んで日本三古泉にも選ばれている名泉。一年を通して気候が温暖で、親潮と黒潮が混じりあう豊かな海にもほど近く、新鮮な海の幸を楽しむことができる一大観光地です。おのづか食品は1966年の創業以来、このいわき湯本温泉郷のホテルや旅館に煮魚などの和惣菜の提供を行ってきました。

▲ 有限会社おのづか食品 代表取締役 小野塚大さん

「創業者は私の父です。父はもともと、いわき湯本温泉にあるスパリゾートハワイアンズの一期生として板前をしていたのですが、1966年に独立してハワイアンズさんにバイキングやお膳で使うお料理をおさめる会社を始めました。そこから徐々に、いわき湯本温泉にある他のホテルさん、旅館さんとのお取引も増えていったんです」(有限会社 おのづか食品 代表取締役 小野塚大さん。以下、「」内同)

現社長の小野塚さんは、東京で数年間、板前修業をした後、おのづか食品に入社。製造現場に長く携わった後、営業に移りました。板前や製造現場の経験が長く、料理の知識が豊富だった小野塚さんが営業に行くと、取引先の料理長にも「話が早い」と喜ばれたのだそう。今でもおのづか食品の商品開発、レシピは小野塚さんが一手に引き受けています。

料理の腕だけでなく、いつも「お客様第一」の姿勢を貫いているのも小野塚さんの持ち味です。味付けや具材をお客様のニーズにあわせて柔軟に変更するのは「当たり前」。規格もお客様の要望に応じて500g、200gなどの小ロットにも対応しています。そうやって「顧客の要望を形にする」ことにずっとこだわってきた結果、大口の取引先であった会社が自社工場で食品の生産を始めた時も、他のホテル・旅館との取引に支えられ、安定的に経営ができたのだそうです。

「自分が営業をしたのはもちろんですが、ウチの商品を扱っていただいたお客様が、他の方にご紹介くださることも多かったんです。うちは大量生産ではなく、手作りにこだわっています。過度な添加物や保存料も使用しませんし、調味料も普通の家庭にあるような醤油、お酒、みりん、砂糖などを使っています。設備を入れると生産量は上がりますが、設備ありきの商品作りになってしまうので、今でも20リットルの鍋でたくさんの商品を作っています。家庭の台所で作るような温もりのある味が支持をいただけた理由かなと思っています」

▲ この雪平鍋から、おのづか食品の家庭的な温かみのある味が生み出される
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