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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

第160回福島県有限会社いちい水産

急速冷凍機の導入により「常磐もの」のラインナップを拡げる

茨城県から福島県の沖合でとれる、いわゆる「常磐もの」の鮮魚出荷のほか、干物・フィーレなどの水産加工品も手掛けている福島県いわき市久之浜町の「有限会社いちい水産」。震災後に建て直した工場でつくられた製品は、同社の目の前にあるコミュニティ商業施設「浜風きらら」内の販売コーナーにも販売されています。

▲ 飲食店などが入居する浜風きららは地元の人たちで賑わう復興拠点に

「いちい水産」の社名は、いちばんの「いち」に、いろはの「い」が由来。「いちばんを目指す」という意味が込められています。そして創業以来、4代に渡り、地元の良質な魚を届けることにこだわり続けてきました。

▲ 震災後に地元に戻り、会社の再建に尽力する木村元信さん

「当社を創業した私の曾祖父は、個人で魚を買い付けて販売する仕事をしていました。1973年に祖父が法人化し、その流れを受け継いで現在に至ります。地元の久之浜のほか、沼ノ内や小名浜など、いわき市内の漁港にあがる常磐ものの魚を、地元のスーパー、飲食店、豊洲市場などにおろしています」(有限会社いちい水産 取締役 木村元信さん、以下「」内同)

震災前は乾燥ナマコを製造していたいちい水産ですが、震災後は取引業者の減少によってナマコの水揚げがなくなり、また最大の取引先であった中国で風評被害が拡がっていたことから、メヒカリ、ヤナギガレイなど、その時々で仕入れた魚で干物を製造するようになりました。

「久之浜港に入ってくる底引き網漁船が、毎日変わった魚をとってきてくれるので、少量ずつですがいろいろな魚を干物にしています。この辺りは浜風が吹いてくるので、昔から干物作りが盛んです。この町の特産品でもあるので、それを守る意味でも続けていきたいですね」

▲ この日は通年水揚げされているヤナギガレイを干物に
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