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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

第161回宮城県太協物産株式会社

エサで魚はおいしくなる!
いずれ到来する“ブランド魚”時代に備えるエサ屋さん

魚の養殖にはエサが欠かせません。その原料は魚粉、小麦粉、魚油など。それらの原料を混ぜ合わせ、粒状のペレットに加工することで、魚のエサとなります。

▲ 養殖魚用飼料がつくられる工場内の様子

宮城県石巻市の太協(たいきょう)物産は、1951年(昭和26年)の設立以降、配合飼料の原料となる魚粉づくりを手掛け、東北・関東地方の養殖産業を支えてきました。一般的に魚粉づくりの業者は、つくった魚粉を配合飼料の製造業者に原料として販売しますが、太協物産では自社工場で最終製品となる配合飼料の製造まで行っています。

太協物産社長の宇壽山(うじやま)純一さんは、同社のこれまでの経緯をこう語ります。

▲ 太協物産2代目社長の宇壽山純一さん

「創業者は私の父・新喜治(しんきち)です。戦争から帰ってきた父は、私の母の実家が営む製氷工場の手伝いをしながら、販売先である水産加工場から集めた魚粕(肥料用)を業者に卸す仕事を開始。1955年ごろからは自社で残渣から魚粉をつくり始めました。」(宇壽山純一さん、以下「」内同)

宇壽山さんは大学を卒業してすぐの1973年から、太協物産へ入社。そして働き始めて10年が経ったころ、お父様が亡くなったことで2代目の社長に就任します。

「私が会社を継いだ後、1992年をピークに、主原料であるイワシの水揚げが減りました。それ以前から200海里水域制限の影響もあって原料の調達は不安定でしたが、そんな中でどうすればいいかと考えて、他社から買った魚粉を自社のものとブレンドすることで生産量を増やしました。しかしそれだと、売上高が上がっても利益が出ない。そこで1996年から、水産用の配合飼料の製造を始めました」

当初は大手メーカーと合同で水産用の配合飼料をつくっていましたが、2000年には自社工場も完成し、現在に至るまで同社の主力事業となっています。

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